家族構成や収支状況、住宅購入を踏まえたライフプランニング

相談内容

今は預貯金のみで毎月お金を貯めていますが、今後出費が増えていく子供の教育費や、住宅購入の準備、老後資金、介護など考えると投資などしたほうが良いのではないかと不安になっています。どんな方法で毎月いくらくらい取り組むのがオススメですか?

子どもが生まれて1年ほど経ちました。保育園にも子が通い始め、育休も明けたので、今後は少しお金が貯められるようになりそうです。そこで、何かNISAなのか、学資保険なのか分かりませんが、何かしら預金以外の資産形成をしたいと考えています。みなさんは毎月いくらくらいをどんな貯蓄方法に割り振っているのか興味があり相談してみました。

ご相談内容のポイント

ご相談者様の概要

ご相談者様 女性(26歳)
家族構成 夫(27歳)子1人(1歳)
生命保険料 10,000円/月(夫婦合計)
投資経験 なし

Ever Sideに
相談してみた!

預金での資産形成は今後できそうと伺いましたが、この度他の方法での資産形成もしないと不安だ、というのは具体的にどんなお気持ちだったのでしょうか?

はい。将来のことを考えると、よく分からないながらも、莫大なお金がかかりそうだな、と思い、何か根拠があるわけではありませんが、不安になりました。

なるほど。確かに将来どのくらいお金が出ていくのか、というのが漠然としている状態だと不安ですよね。その不安解消のためにNISAなどを解決策として考えていらっしゃるのは、どのようなお考えからですか?

そうですね。わたしたちの労働収入だけでは、とても賄い切れない金額が必要そうに思えたからです。友人がNISAでお金が殖えたと言っていたので、我が家もお金に働いてほしいなと思うようになりました。

なるほど。では、まずどのくらい将来お金がかかるのか、をクリアにして、次にどのくらいの解決策を導入すればその不安が解消できそうかをお知りになりたいのですね?

そういうことですね。備えはバッチリだ、という感じになって安心したいです。

かしこまりました。それでは、ライフプランニングという手法がオススメです。具体的には家計のキャッシュフロー表と資産残高推移グラフを作って、未来のお金の流れを可視化することなのですが、作成したことはありますか?

いえ、ないですね。なんだか難しそうですね…

そうですね。ご自身で作成するのは大変だと思います。通常はわたしがいろいろと質問をさせていただいて、私が作成を代行するのですが、そういったカタチではいかがでしょうか。

助かります。それを作ると、お金の不安、モヤモヤは消えますか?

作成しただけでも、一定の不安解消には繋がるでしょうが、最終的には、教育費、住宅費、老後資金など目標達成のために必要だと分かった金額に対して、適切な手段をとり、それを継続してやり続ける必要があります。そこで初めて安心感が得られるでしょう。

確かに作戦を立てただけでは絵にかいた餅になってしまいますね。実際に自分の行動を変えていかないと、何も変わりませんよね。

そうです。最終的には、節約なのか投資なのか副業、転職なのか分かりませんが、何かしら今までと違うことへのチャレンジが必要になってきますし、それ自体はご自身でしか行えないことです。

ですよね。まあ、ここでクヨクヨしていても仕方がないので、まずは現状分析からですね。

はい。まずは目標となる状態と現状とのギャップを知るところから始めましょう。それを行うと、解決策は何が良いか、いろいろと提案できます。NISAも解決策の一つかも知れませんが、それよりも他の方法のほうが効果的な場合もあります。

わかりました。それでは、まずはライフプランを作成いただきたいと思います。何か準備すべきことはありますか?

かしこまりました。ご用意いただきたいものは、
・金融商品明細(証券、保険など)
・預貯金残高がわかるもの
・家計簿(アプリ、手帳、メモ程度のものでも可)
・源泉徴収票など、手取りではなく総支給額がわかるもの
です。この中で難しそうなものはありますか?

恥ずかしながら家計簿はつけていなくて… いくら入ってきていて、いくら出ているかの総額はなんとなく分かるのですが。

大丈夫ですよ。まずはざっくり総額で構いません。 ただ、毎月の支出というものが、ライフプラン上かなり重要な項目であるため、ゆくゆくしっかりライフプランシミュレーション結果に反映すべく、今日から家計簿を始めてみてください。 アプリなどを使うのが簡単なのでオススメです。 これをしっかりつけていくと、支出項目で何が課題なのかがよく分かるんです。

確かにそうですね。たくさんの家計を見てこられた方に我が家の家計を見てもらうことは、非常に有益な気がします。この分野の支出が特に多い、などぜひ指摘してもらいたいです。

かしこまりました。買ったものの商品名などは入れなくて結構ですので。あくまで食費、外食費、電気ガス代、交通費、など大分類でお答えいただければ十分です。よろしくお願いします。

今回の事例まとめ

家計を見直したことで、使途不明金が減少。月々の貯蓄を数万円増やすことができた。浮いたお金を保険や証券など積み立てに回すことができ、お金に働いてもらいたい、を実現。

BEFORE

家計と将来予測

生活費・家賃 450,000円/月
収入(手取り) 600,000円/月(ボーナスも月ならしした値)
貯蓄可能額 150,000円/月(ボーナス貯蓄も月ならしした値)
毎月の積み立て投資 0円/月

AFTER

アカウント型保険・終身保険

生活費・家賃 390,000円/月
収入(手取り) 600,000円/月(ボーナスも月ならしした値)
貯蓄可能額 210,000円/月(ボーナス貯蓄も月ならしした値)
毎月の積み立て投資 30,000円/月