【50代】家を買う人の割合は?注意点やおすすめの住宅を解説

【50代】家を買う人の割合は?注意点やおすすめの住宅を解説

子どもが独立する年代にあたる50代の中には、このタイミングで家を買いたいと考えている人もいるでしょう。

では、50代はどのような点に注意する必要があるのでしょうか。

そこで本記事では、50代で家を買う際の注意点やどのような住宅を選べばよいかについて解説します。これから家の購入を検討している50代は、ぜひ参考にしてください。

記事の監修者情報
慶應義塾大学経済学部経済学科。大学在学中は国際金融論を専攻。国内大手保険会社にて、個人営業・法人リスクコンサルティングを行う。保険コンサルティングやライフプランニング設計を通じた住宅予算診断、資産運用などを得意とし、これまでの保険・家計相談は1000件を超える。

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50代で家を買う理由と購入割合

50代は、どのような理由で家を買おうとしているのでしょうか。

住宅金融支援機構が2025年1月21日に公表した「住宅ローン利用者の実態調査」をもとに、家を買う理由や割合について確認しましょう。

家を買う理由

50代がマイホームを購入した理由では「高齢になり、暮らしやすい家がほしい」が最も多くなりました。

住宅の取得理由割合
高齢になり、暮らしやすい家がほしい34.4%
新しく、きれいな家に住みたい(住まいの老朽化)23.5%
1人または夫婦のみでの生活スタイルが確立してきた19.8%
性能の高い住宅に住みたい(断熱、耐熱など)15.8%
生活環境を大きく変えたい15.0%

子どもの就職や結婚で独立したことで、今より暮らしやすい家を購入したいと考えている50代が多いといえるでしょう

また古くなった住宅から、新しいマイホームを購入したいと考える人もいます。

家を買う割合

国土交通省が2024年7月に公表した「住宅市場動向調査」によると、50代の住宅購入割合は、以下の結果となりました。

  • 新築注文住宅:7.7%
  • 新築マンション:11.4%
  • 中古戸建住宅:12.3%
  • 中古マンション:14.0%

50代では、中古マンションと戸建が中心に購入されています。

以上の結果から、子どもの独立や今後の老後生活をきっかけに、より生活しやすい家に住みたいと考え、50代で家を買おうとしていました。

50代で家を買う際の注意点

50代で家を買うと、これから訪れる老後生活もより快適になるでしょう。

ただし、50代で家を買う場合、資金面でリスクも高い点に注意しましょう。本章では、50代で家を買う場合に注意したいポイントを確認します。

50代で家を買う場合の主な注意点は、以下の3つです。

  • 住宅ローンの審査が通過しづらくなる
  • 購入時の諸費用や維持費が必要になる
  • 老後もローンの返済が必要になる

それぞれのポイントについて確認しましょう。

住宅ローンの審査が通過しづらくなる

50代は、30代や40代に比べて住宅ローンの審査が通過しにくい点に注意しましょう。

住宅ローンの審査では、年齢や職業など申込者の属性を確認します。

老後生活を間近に控える50代の審査は、30代や40代に比べ厳しくなるでしょう。

Check

そのため、物件選びと並行して、住宅ローンの審査が通過する金融機関を事前にチェックしましょう。

購入時の諸費用や維持費が必要になる

家を買う場合、住宅ローン以外にも諸費用が必要です。

諸費用は原則として、現金で支払う必要があります。50代は特に、頭金なしのフルローンで家を買うハードルは高いです。そのため、諸費用に加えて頭金も捻出できるか確認しましょう。

頭金を払う場合に注意したいのが「購入後の生活費や維持費などに回せるお金があるか」です。

Danger

当面の生活費や、家の修繕費などに充てられる貯蓄がなければ、家の購入はおすすめできません。

特に、50代は仕事を退職する60代までの期間が短いです。そのため、ある程度の資産や貯蓄を用意したうえで、家の購入をしましょう。

老後もローンの返済が必要になる

住宅ローンの返済が、老後も続く可能性にも注意が必要です。

老後は現役世代に比べて収入が少なくなるので、それまで返済できていたローンが払えなくなるリスクがあります。

老後も問題なくローンを払える金額になるかよく考えて購入に踏み切りましょう。

Check

ローンの返済を続けても日々の生活に問題がないか、ライフプランなどを作成して確認してください。

50代ではどのような住宅を選ぶと良い?

50代で家を買うなら、将来の生活も考慮した間取りや広さにしましょう。

一般的に、年齢が高くなると体力の低下にともない、行動できる範囲が徐々に狭くなります。そのため、高齢者になっても生活しやすい家選びが大切です。

  • 段差が少ないか
  • 廊下には手すりなど設置できるか
  • 床やお風呂などは滑りにくい素材か
  • 生活動線はコンパクトか
  • トイレのスペースは広いか

また、年齢が高くなると暑さや寒さに身体が耐えられなくなります。断熱性や気密性が保たれた家かも注目しましょう。

50代が家を買う場合に頼りたい専門家

家を買う前には、専門家に必ず相談しましょう。一般的に、相談の窓口となっている専門家は、以下のとおりです。

  • 不動産業者
  • 住宅ローンアドバイザー
  • ファイナンシャルプランナー

それぞれの専門家の特徴について確認しましょう。

不動産業者

不動産業者は、主に住宅の内見や売買の仲介をサポートします。最も身近な専門家といえるでしょう。

信頼できる不動産業者であれば、物件のメリットだけでなく修繕が行き届いているか、細かいところまでアドバイスがもらえます。ただし、とにかく売買を成立させたいために営業してくる業者や、担当の知識や経験が乏しい場合もあります。

どの業者に相談すべきかは、慎重に検討してください。

住宅ローンアドバイザー

住宅ローンアドバイザーは、顧客の年収や勤務先をはじめとする属性から、最適なローン商品をアドバイスしてくれる専門家です。実際にローンを借り入れする場合のフォローもします。

不動産業者とも提携している場合は、希望条件に合う家探しを手伝ってくれる場合もあるので、ローンの選定も一緒に相談したい場合におすすめの専門家です。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、お金の専門家として家計や将来の資産形成など幅広く相談できる専門家です。住宅ローンアドバイザーと同じく、住宅購入にあたって適正な予算も相談できます。

また、住宅購入にあたって保険や資産形成のアドバイスもあわせて話せる心強い専門家です。

不動産会社を紹介してくれる場合もあるので、住宅の購入を考え始めたら、まずは相談すると良いでしょう。

住宅購入はFPへの相談も重要

住宅購入を検討している場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)への相談も重要です。FPに相談するメリットは、以下の3つです。

  • 住宅の適正予算がいくらか分かる
  • 住宅ローンや火災保険の相談もあわせてできる
  • 資産運用や貯蓄などお金にまつわる相談ができる

それぞれのメリットについて、解説しましょう。

住宅の適正予算がいくらか分かる

FPに相談するメリットの1つに、住宅購入にあたって適正予算がいくらかシミュレーションしてくれる点です。

適正予算とは、住宅購入後の生活に経済面で支障が出ない価格を意味します。

ライフプランニングを通して、住宅を購入した後の収支バランスに問題がないか、教育資金や老後資金に不足がないかを確認してもらえます。

Success

適正予算を把握しておくと、安心して土地探しにすすめるでしょう。

住宅ローンや火災保険の相談もあわせてできる

FPに相談しておくと、住宅ローンや火災保険といった家の購入にまつわる悩みもあわせて相談できる点がメリットです。

住宅ローンの金利情勢やおすすめの金融機関など、まとめて相談してもらえます。

また、家の購入時に契約が必要になる火災保険も相談できるので、適正予算とあわせて相談してみてください。

資産運用や貯蓄などお金にまつわる相談ができる

FPは、資産運用や貯蓄といった住宅以外のお金にまつわる相談もできます。

住宅を購入して将来の資産形成がうまくいかないリスクがあります。教育資金や老後資金などの備えができているか、あわせて確認してもらいましょう。

住宅購入の相談はEverSideへ

EverSideは、お金の不安や課題を総合的な視点で解決するFP事務所です。

家族構成や収支、資産の予測をもとに複合的な分析をしながら、経験豊富なFPが住宅の適正予算がいくらかシミュレーションします。

年収だけではわからない20年30年スパンで「買っても大丈夫な住宅価格」が分かります。また、おすすめの住宅ローンや金融資産の形成、加入中の保険の見直しなどお金に関する課題や不安を、ワンストップで解決できます。

初回相談は無料なので、ライフプラン表を作成したい人や住宅予算を知りたい人は、この機会にぜひ相談してください。

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