ライフプランを作ってみませんか?とファイナンシャルプランナーや保険屋さん、住宅会社の営業担当の方から言われたことはありませんか?
ライフプランとは、将来叶えたい夢や目標などを、金銭的に可視化して、その実現可能性について検証し、現状把握と対策を行うために使うシミュレーション方法です。
なんとなく投資、資産運用をしたいけれど、どんなリスクのものに、どのくらい毎月投資したら良いか分からない、であったり、いくらの家なら無理なく買えるのか、保険はどんなものに入るのが過不足ないのか、であったりお金の様々なモヤモヤポイントを分析するのに最適な手法です。
ただ、ライフプランを作る、というと難しそうなイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。専門家に相談しながら一緒に作らないと出来上がらないのでは?と、そのハードルの高さに躊躇している方も多いのではないでしょうか?
実は昨今、ライフプランシミュレーションは、アプリで自分で作ることができる時代なのです。手軽で簡易的なものから、プロ仕様に近い超本格的なものまで、様々なタイプのものがありますので、今回たくさん紹介していきたいと思います。
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ライフプランシミュレーションおすすめ無料アプリ【FP系】
日本FP協会
日本FP協会のライフプラン診断は、とても手軽なのがポイントです。アプリをダウンロードする必要がなく、ブラウザで完結することがメリットです。
情報入力から、診断結果とアドバイスを受け取るまでにかかる時間も圧倒的に短いです。筆者が試しに入力してみましたら、わずか1分20秒で完結しました(既婚子あり設定)。
日本でFPといえばこの協会!という権威性、信頼性の高さもポイントです。
難点は、超速で完結する関係で、かなり結果がざっくりとしています。本格的でしっかりしたライフプランを作りたい方には向かないので、まずはどんなものなのか、手軽に試してみたい、という方にオススメです。
FP-UNIV
こちらのライフプランソフトも、アプリダウンロードの必要はなく、簡単な登録だけで分析が可能です。
さきほどの日本FP協会のものとは真逆で、超本格的なライフプランニングが可能です。
しかも本格的なライフプランソフトであるにも関わらず、個人利用するだけなら登録、使用が無料なのも大きなポイントです。
ただ、こちらのライフプランソフトはどちらかというと、プロ向けの仕様になっており、ねんきん定期便や保険証券の記載事項の転記なども詳しく求められるため、難易度が高くても、じっくりしっかりしたライフプランを作りたい方向けです。
プロ向けのソフトということもあり、分析結果は出ても、アドバイス改善案は出力できません。
老後赤字になる見込みなどの分析結果に対する具体的なアクションプランは自分で考え、実行する必要があります。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていて、過去に金融業界で働いていた経験がある方にオススメのソフトです。
Financial Teacher System
こちらも無料で使える本格的なライフプランシミュレーションソフトとしてはかなり優秀です。
簡易的に作成できるライフプランソフトと違い、細かい設定がかなりたくさんできます。老後の年金を簡易設定するなど、そこまで作り込んでいない設定でも、筆者が実際に触ってみた場合、13分の入力時間を要しました。
こちらもFP-UNIVと似ていて、プロ仕様有料ツール顔負けの、かなり本格的なライフプランが作れます。その反面、金融業界で働いた経験などがない方にとっては、入力に難しさを感じてしまうかも知れません。
そして解決策、アドバイスがもらえるわけではないので、現状把握から改善まですべて自分で計画立てて実行する必要があります。
milizePro
こちらのソフトはFP-UNIVと似ていて、有償版と無償版があります。
無償版は自分の世帯分しか登録できないという縛りがあるだけで、特にほかに機能的な制約はないため、気軽に本格的なライフプランが作れます。
他のソフトと同じような入力内容でも、こちらのソフトは筆者は8分で入力完結しましたので、簡易的なライフプランソフトと、超本格的なライフプランソフトの、ちょうどあいだを狙っているような感覚があります。
難しい単語や入力内容もあまり出てこないため、初心者にも安心で、かつ本格的なライフプランが作りたい方にとってはピッタリと言えるかもしれません。
ライフプランシミュレーションおすすめ無料アプリ【銀行系】
ライフプランコーチ
こちらのライフプランコーチはライトユーザー向けのライフプランソフトです。
筆者が入力したところ、1分40秒ほどで完結できました。ブラウザ上でコーチを1人選ぶと、そのコーチが自動的にリードしてくれて、最後にアドバイスもくれるという面白い仕様になっています。具体的にこのくらい老後に不足します、といった分かりやすい表示のされ方が好印象ですし、アドバイスを聞く、というボタンを押すと、しっかりとした文章が即座に出てきて、ライフプラン改善のためのアドバイスが相談せずともネット上ですぐにもらえます。
手軽で分かりやすく、面白いのですが、やはりライトユーザー向けとあって、大雑把なライフプラン結果となります。自分で具体的にシミュレーションしたい方には不向きでしょう。
初めてのライフプランシミュレーションを気軽に体験してみたい、という方にオススメです。
スルガ銀行
スルガ銀行のライフプランシミュレーションは、30秒でできる簡易シミュレーションと、10分でじっくり詳細シミュレーションの両方があるのがかつての特徴だったようですが、2025年3月現在はそうではなく、上記ライフプランコーチの利用を促されるように、サイトがリニューアルされています。
八十二銀行
こちらの銀行のライフプランシミュレーションは、入力の簡単さが魅力です。
筆者はこれまでのソフトの最速記録を塗り替えて、わずか50秒で入力完了、診断結果画面まで遷移しました。
ブラウザで完結、登録も不要なため、まずはサクッと作りたい方にはオススメです。しかもこのソフトが凄いのは、簡易作成した後の診断結果画面で、詳細部分を追加したり変更したり、作り込みを後からすることができる点です。
超簡易的にも作成でき、その後時間をかけて作り込むことも可能なので、ユーザーフレンドリーなソフトであると言えるでしょう。
JAバンク
JAバンクのライフプランシミュレーションは、さらに入力時間の短さを更新させました。毎度筆者入力なので参考程度にですが、驚きの25秒入力で結果画面まで到達しました。完成後、直感的な操作で年収や支出など一部の項目がすぐに変更できるのも魅力で、少し作り込みをしてみることも可能です。
とにかく早くまずは作ってみたい!という方にオススメです。
ライフプランシミュレーションおすすめ無料アプリ【証券系】
SMBCコンシューマーファイナンス
こちらのライフプランシミュレーションは、筆者2分40秒入力と、簡易版とじっくり版のあいだくらいのソフトでした。老後までのキャッシュフロー表が出力できるのが魅力のソフトです。
手軽さと本格さの両立をさせたい方にオススメです。
松井証券
松井証券さんの将来シミュレーターは、1分入力という手軽さと、結果画面の見やすさが特徴です。
仮にこのくらいを投資にまわしたら、という簡易提案をしてくれるため、現状分析だけではなく、資産運用形成も同時に考えていらっしゃる方にはオススメなソフトです。
東海東京証券
こちらの金融機関のライフプランシミュレーションツールは、投資ナビゲーターという名称です。
JAバンクさんよりも手軽に、スピーディーにライフプランシミュレーションをすることが可能です。筆者はなんと、12秒で診断のための必要項目を入力することができました。
投資、資産形成に関するフォロー、アドバイスがもらえるため、スピーディーに何か投資を始めたいと思っていた方にはピッタリなツールと言えるでしょう。
ライフプランシミュレーションおすすめ無料アプリ【金融庁系】
金融庁
金融庁にも、ライフプランシミュレーターがあります。
筆者は1分40秒ほどで入力できましたので、その手軽さが魅力です。
グラフやイラストも導入されているので、とても見やすいことが魅力です。
民間会社より、公的な機関が作成しているものが良いな、と思われる方にオススメなソフトです。
知るぽると
こちらのライフプランシミュレーションは、入力に3分程度の時間が必要でした。どういったものにお金を使いやすいか、という消費動向までヒアリングしてくれるため、結果画面にて表示されるアドバイスの質の高さが特徴となっています。
資産残高の推移が一目でわかる資産残高推移グラフだけでなく、その年ごとの、お金の出入りが表になっている、キャッシュフロー表も出力されるのですが、ライフイベント(子供の入学、住宅購入、年金受給開始など)ごとにイラストでマーカーが付くのも、イメージがしやすくて見やすい仕様になっています。
家計改善に着手したいと思っている方にオススメです。
ライフプランシミュレーションは自分でエクセル作成できる
ここまで読んでいただいた方の多くは、きっと上記のライフプランシミュレーションソフトの中から一個以上は選んで、実際に使ってみる、という行動をとることでしょう。
ただ、中には無料のツールに個人的な情報を入力して提出するのには抵抗がある、と思い使用するのを躊躇している方もいらっしゃるでしょう。
そんな方向けに、ライフプランシミュレーションをExcel(エクセル)で完全自作する方法も解説しておくことにします。
エクセル作成①家族構成と年齢を入力する
まずは西暦を入力し、ご自身と配偶者、お子さまが今年到達する年齢を入力します。今現在の年齢でなく、今年の12月までに到達する見込みの年齢を入力するのがポイントです。
それぞれの人の下にはライフイベントという入力欄も作成し、後から文字入力ができるようにしておきます。
そうしましたら、横軸にどんどん未来の西暦、未来のご年齢を増やしていき、後からキャッシュフロー表を下側に足していくためのベースを作成します。
エクセル作成②ライフイベント・目標を入力する
さきほどライフイベントという空欄を家族の人数分作ったと思いますが、こちらに、イベントをどんどん入力していきましょう。
クルマの買い替え、お子さまの入学、記念日旅行、住宅購入計画など、思いつくだけたくさん書いてください。
エクセル作成③収入を入力する
ライフイベントが入力し終わったら今度は、ご収入を入力していきます。
年単位、万単位ですので、間違えて月収を入力しないよう、気をつけてください。源泉徴収票や、確定申告の控えを見て、額面ではなく、手取りの金額を入力すると、税金・社会保険料の欄を省けます。
もちろん、収入の変化や家族構成の変化、持ち家か賃貸か、などで税金や社会保険料は大きく変化していくものなので、簡易ではなく本格的に計算したい方は額面収入を入力するのも良いでしょう。
年収の変化も重要です。ご自身が30歳、40歳、50歳、60歳になったらどのくらいの年収になっていくのか、想像したり会社内でヒアリングしたりして、目標年収に向けて上昇していくように入力しましょう。会社さんによっては、役職定年があって大きく年収が下がるタイミングがあるケースもあります。
エクセル作成④支出を入力する
今度は支出の年額を入れていきます。
毎月の生活費を12倍して年額にしたもの、住居費、クルマ関係費、保険関係費、教育費、特別支出(旅行や住宅修繕など)をそれぞれ入力していきます。
物価上昇率を考慮し、毎年支出が1%、2%程度上がっていく想定にすると良いでしょう。
エクセル作成⑤貯蓄残高を入力する
貯蓄残高はその年の年末時点での残高予測を入力します。
株式、投資信託などを保有している方は、流動性資産と収益性資産、合計欄の3つを用意すると良いでしょう。
エクセル作成⑥ライフプランシミュレーションの結果を振り返る
作成が完了したら、必ず振り返りと、目標が未達であれば改善策を考え実行するところまでセットにしてください。
家計簿などもそうなのですが、作成するだけで終わってしまっている方がとても多いように見受けられます。
こういったシミュレーションは、作成することが目的なのではなく、現状を正確に分析し、理想とする幸せな方向へ舵を切り直すことが目的ですので、注意しましょう。
ライフプランシミュレーションはFP相談がおすすめ
ここまで、ライフプランシミュレーションを自分で作成するための方法をたくさんご紹介してきましたが、本当はFP相談をして、お金の専門家と一緒にライフプランシミュレーションを作成することを推奨します。
自分で作成するのではなくプロと一緒に作成するのが良いというのには、理由が3つあります。
FP相談がおすすめの理由
理由①
本人の主観が入るとちょうど良い計画が作りづらいためです。
ダイエットなどでもそうですが、自分だけで取り掛かると、ストイックに行いすぎたり、ユルユルな計画にしてしまったり、客観的に見てちょうど良いプランを立て、それを実行できる方が稀なのです。
ライフプランシミュレーションも一緒で、悲観的に考えてしまったり、逆に楽観的に考えてしまったりで、その方の思考のクセがライフプランシミュレーションに滲み出てしまいがちです。
主観だけではなく、客観的な目線も導入することで、ちょうど良いライフプランシミュレーションにするためにFPの存在が重要なのです。
理由②
継続力の違いも重要な理由です。
ライフプランシミュレーションとは、一度作ったら終わり、ではなく、毎年のように定期メンテナンス、更新をしていくものです。目標とのズレを修正したり、状況の変化への対応を素早く行うのが重要だからです。
このように持続的にライフプランと向き合い続けるためには、自分だけだとなかなかモチベーションの管理が難しくなります。ここで伴走者のFPがいると、モチベーションを上げてくれたり、ある程度の強制力が働くために継続がしやすくなります。
理由③
3つめの理由は金融知識です。
長年働いているFPは、試験に受かっただけでは得られない、豊富な実務経験があります。金融知識が一般の方と比べて圧倒的に豊富であるケースがほとんどでしょう。金融知識が豊富なFPが伴走すると、自分だけでは考えつかなかったような入力項目や、改善手段を教えてもらえることに繋がりやすいです。
視野を広げるためにFPの存在が重要なのです。
ライフプランシミュレーションの相談はEverSideへ
EverSideは、お金の不安や課題を総合的な視点で解決するFP事務所です。
家族構成や収支、資産の予測をもとに複合的な分析をしながら、経験豊富なFPが住宅の適正予算や資産運用のリスク許容度、過不足ない保険がどのくらいなのかをシミュレーションします。
住宅購入の分野でいうのであれば年収だけではわからない20年30年スパンで「買っても大丈夫な住宅価格」が分かります。また、おすすめの住宅ローンや金融資産の形成、加入中の保険の見直しなどお金に関する課題や不安を、ワンストップで解決できます。
初回相談は無料なので、ライフプラン表を作成したい人や住宅予算を知りたい人は、この機会にぜひ相談してください。
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