注文住宅は、自分たちの希望やこだわりを家づくりに反映させられるメリットがあります。
そのため、住宅購入を検討している人の中には、注文住宅を購入したいと考えている人も多いでしょう。
しかし、注文住宅が完成して引き渡されるまでには、さまざまな手順があります。スムーズにマイホームを手に入れるためには、スケジュールを把握しながら計画的に進める必要があるでしょう。
そこで本記事では、注文住宅を購入する流れや引き渡しまでのスケジュールについて解説します。注文住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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注文住宅の購入ステップ
注文住宅を購入してから引き渡されるまで、大きく5つのステップに分けられます。
- STEP1:ハウスメーカー選び・土地探し
- STEP2:プランの提案や見積額の確認
- STEP3:工事請負契約書
- STEP4:着工
- STEP5:完成・引き渡し
それぞれのステップについて確認しましょう。
STEP1:ハウスメーカー選び・土地探し
最初の手順は「ハウスメーカーや土地選び」になります。ハウスメーカーと土地いずれもインターネット等で情報を収集しましょう。希望するハウスメーカーを探す場合、展示場でモデルルームの見学をすれば、より具体的なイメージが持てます。
また、土地探しを手伝ってくれるハウスメーカーもあるので、まずは見学して情報をもらえそうか確認してください。ハウスメーカーを探す場合は、以下のポイントを踏まえて決定してください。
- 担当者のレベルが高いか
- 予算に見合う内容になるか
- 理想に近いデザインや間取りになるか
- アフターサービスが充実しているか
土地探しをする場合は、希望エリアの予算感や土地の広さを把握しながら、以下の項目もあわせてチェックしましょう。
- 駅からの距離:駅から徒歩どれくらいかかるか
- 学区:土地に住んだ場合にどの学校に進学するか
- 日当たり:日中の日当たりがどの程度あるか
- 周辺環境:病院やスーパーなどの施設があるか
- 災害リスク:災害などが起こりやすいエリアか
- 接道面:前面道路の幅員がどれくらいの広さか
土地の条件が自分たちの理想や優先する項目をクリアしているか、現地に行って確認しましょう。土地が決まったら、売主に買付証明書を提出します。契約日や土地の引き渡し日などを決めましょう。
STEP2:プランの提案や見積額の確認
依頼したいハウスメーカーが数社に絞ることができれば、次は間取りのプランを提案してもらいます。間取りの提案力は、ハウスメーカによって異なります。理想の間取りに近いハウスメーカーがどこか確認しましょう。
この段階では、各ハウスメーカーに自分たちの希望を詳しく伝えてください。また、見積書や資金計画も一緒に作成してもらい、予算に見合った金額か確認してください。
STEP3:工事請負契約
注文住宅を依頼するハウスメーカーが決まったら、次の手順は工事請負契約の締結です。工事請負契約では、注文住宅の仕様や設備などについて確認を行います。途中で契約を変更するようなことにならないように、しっかりと確認しておきましょう。
契約するハウスメーカーによっては、申込金や手付金が必要なケースもあるので、事前に必要な準備物を確認してください。
STEP4:着工
工事請負契約が締結されれば、いよいよ工事の着工となります。近隣への挨拶周りはこのタイミングで必ず実施してください。進行状況については、業者に任せきりにならず自分たちも足を運んで確認しておきましょう。
STEP5:完成・引き渡し
建物が完成したら、最後に完了検査を実施して引き渡しとなります。引き渡しの際は、金融機関の担当者やハウスメーカーの担当者、司法書士などが立ち会って残金の支払いや登記手続き、鍵の引き渡しなどを実施します。
住宅購入時にチェックしたいお金のポイント
住宅購入をするうえで、お金の面でチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
- 適正予算の確認
- 住宅ローンの確認
- 資金計画の確認
それぞれのポイントを確認しましょう。
適正予算の確認
新たに住宅を購入する際の適正予算がいくらかを確認しておきましょう。マイホーム購入後は、家計の圧迫や想定外の支出によって、住宅ローンが返済できないリスクを負います。そのため、世帯や資産状況にあった適正予算を把握して、経済的に安心して生活できるように確認しておきましょう。
住宅ローンの確認
適正予算が決まれば、次は住宅ローンを確認しておきましょう。銀行によって、住宅ローンはさまざまな金利やプランがあります。
- 固定金利:返済期間中の金利に変動しない
- 変動金利:返済期間中の金利が変動する
- 固定期間つき変動金利:一定期間だけ金利が据え置かれる変動金利
同じタイプの金利でも、銀行によって金利が異なります。少しでも金利の低い住宅ローンを探して、利息を少なくできるように慎重に探しましょう。また、この段階で実際に住宅ローンがいくらで組めそうか、仮審査をして把握しておくことも大切です。
資金計画の確認
資金計画の確認も重要になります。住宅ローンを借り入れて返済した場合に、将来的な家計の収支や資産に影響が出ないか、複数の条件でシミュレーションしておくことが重要です。
特に、子どもの進学を控える世帯や、住宅ローンの返済期間中に老後生活に突入する世帯は、今後の収支バランスが崩れるリスクがあります。そのため、ファイナンシャルプランナーなど専門家に依頼して、ライフプランニングを実施してもらいましょう。
住宅の引き渡しまでのスケジュール
注文住宅を購入する場合、実際に引き渡しを受けるまでのスケジュールを確認しましょう。各ステップごとのスケジュールとしては、以下の通りです。
- STEP1:ハウスメーカー選び・土地探し 約3ヶ月
- STEP2:プランの提案や見積額の確認 約3ヶ月
- STEP3:工事請負契約書 約1週間
- STEP4:着工 約4ヶ月
- STEP5:完成・引き渡し 約3ヶ月
土地探しなどを始めてからであれば、おおむね1年6ヶ月までには引き渡しされるスケジュールとなります。
注文住宅を購入するために気をつけること
前章までに述べた通り、注文住宅の購入には多くの手順を踏みながら進める必要があります。また、各ステップごとにスケジュールや期限が決められているので、スムーズに手続きを進めていきましょう。
より手続きがスムーズになるために、注文住宅の購入で注意しておきたいポイントを確認しましょう。主な注意点は、以下の3項目です。
- 自分に合うハウスメーカーを見つける
- 本契約の内容はしっかりと確認する
- 追加費用や工期延長の措置について確認する
それぞれのポイントを詳しく確認しましょう。
自分に合うハウスメーカーを見つける
手続きや家づくりがスムーズに進めるためには、自分たちに合ったハウスメーカーを見つけましょう。プランの提案力や予算が自分たちの理想に近いか比較しながら検討してください。
特に、担当者のレベルは家づくりにおいて非常に重要です。注文住宅の購入をスムーズに進めるためには、ハウスメーカーの担当者にも協力してもらう必要があります。そのため、担当者のレベルが高いかよく見極めながら理想のハウスメーカーを見つけましょう。
本契約の内容はしっかりと確認する
契約に進む場合は、内容をしっかりと確認しておきましょう。建築プランが希望条件に見合っているか、本契約後にキャンセルできるか、細かく確認して後々トラブルにならないように注意してください。
追加費用や工期延長の措置について確認する
注文住宅の場合、契約後に追加費用が発生するケースがあります。追加費用が発生した場合の理由や金額は、必ず確認しましょう。また、天候や工事の進捗によっては、工期が延長する可能性があります。
工期が延びた場合はどうなるか、事前に確認しておきましょう。
注文住宅の購入手順やスケジュールを理解してスムーズに進めましょう
注文住宅の購入手順やスケジュールについて解説しました。注文住宅を購入するまでの流れや、注意したいポイントを把握しておけば、住宅選びがよりスムーズに進められます。
自分たちの理想と予算など、さまざまな項目を総合的に判断しながら、理想の住宅を手に入れてください。
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2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大手保険代理店で9年間、主に個人のライフプランニングを通した顧客の相談を行う。1500件を超えるこれまでの相談経験から、顧客の課題や悩みに幅広く寄り添える独立系のFPを志し活動している。FPとして顧客の相談を行う一方、3つの金融メディアにて社会保障制度や奨学金制度、家計をテーマにした執筆活動も並行して活動中。