住宅購入を検討している人は、家を買う場合のポイントや注意点など、分からない部分を解決してくれる専門家に相談しましょう。
ただ、どのような専門家に相談するべきか分からない人もいるでしょう。
そこで本記事では、家を買う場合に頼れる相談先について解説します。相談がスムーズに進むために準備しておきたいこともあわせて解説します。これから家を買いたいと思っている人は、参考にしてください。
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家を買う前に相談すべき専門家
家を買う前には、専門家に必ず相談しましょう。
一般的に、相談の窓口となっている専門家は、以下のとおりです。
- 不動産業者
- 住宅ローンアドバイザー
- ファイナンシャルプランナー
それぞれの専門家の特徴について確認しましょう。
不動産業者
不動産業者は、主に住宅の内見や売買の仲介をサポートします。最も身近な専門家といえるでしょう。
信頼できる不動産業者であれば、物件のメリットだけでなく修繕が行き届いているか、細かいところまでアドバイスがもらえます。ただし、とにかく売買を成立させたいために営業してくる業者や、担当の知識や経験が乏しい場合もあります。
住宅ローンアドバイザー
住宅ローンアドバイザーは、顧客の年収や勤務先をはじめとする属性から、最適なローン商品をアドバイスしてくれる専門家です。
実際にローンを借り入れする場合のフォローもします。
不動産業者とも提携している場合は、希望条件に合う家探しを手伝ってくれる場合もあるので、ローンの選定も一緒に相談したい場合におすすめの専門家です。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、お金の専門家として家計や将来の資産形成など幅広く相談できる専門家です。
住宅ローンアドバイザーと同じく、住宅購入にあたって適正な予算も相談できます。
また、住宅購入にあたって保険や資産形成のアドバイスもあわせて話せる心強い専門家です。
家の相談で準備しておきたいこと
家を買う相談をスムーズにするためには、以下の項目について決めておくといいでしょう。
- いつまでに家を買いたいか
- どこに住みたいか
- どんな家を希望しているか
- 予算はいくらを希望しているか
それぞれのポイントについて確認しましょう。
いつまでに家を買いたいか
家を買いたい時期を決めておきましょう。住宅の購入は、世帯環境やライフステージの変化によって検討を始めます。
自分たちにとって最適な家を買うタイミングを決めておきましょう。
- 子どもの出産や進学までに購入したい
- 転勤や転職よりも前に購入したい
どこに住みたいか
どこに家を買いたいのか、明確にしておきましょう。
通勤面や周辺環境の利便性や治安などをチェックして、どのエリアに家を買うのか決めてください。
事前に住みたいエリアが明確になっていると、土地探しや物件探しがスムーズに進みます。
どんな家を希望しているか
どんな家を買いたいのか、あらかじめ決めておきましょう。
細かい希望まで決めておけば、物件探しもしやすいです。
- 新築と中古のどちらを買いたいか
- 戸建てとマンションのどちらを買いたいか
新築は、使い古されている部分がなく、マイホームを手に入れた実感がわきます。また、すぐに修繕する必要がないので、購入からしばらくランニングコストを抑えられるでしょう。
ただし、価格は中古に比べて高くなるので、予算面とのバランスがとれるか確認しておく必要があります。
一方、中古は新築に比べて価格が割安に購入できます。ただし、物件によっては修繕が必要な可能性もあるので、ランニングコストはかかりやすいです。
戸建てとマンションのどちらにするかは、新築と中古の検討と同じくらい重要なポイントです。
戸建てのメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット | |
戸建て | ・周囲に騒音を気にせず生活できる ・管理費や修繕積立金、駐車場代がかからない ・気軽にペット飼育ができる ・世帯環境に合わせた間取りにできる ・土地を資産として残せる | ・修繕箇所が出た場合には出費がかさむ ・駅から遠いなど立地条件は不利になりやすい ・防犯面はマンションより劣る ・一般的にマンションより売却しにくい |
マンション | ・利便性が高い物件が多い ・セキュリティ面は戸建てより万全 ・階段がないので部屋の移動がしやすい ・共用部分の清掃が不要 ・資産価値が下がりにくい | ・騒音トラブルに発展するリスクが高い ・管理費や修繕積立金、駐車場代などランニングコストがかさむ ・居住する部分の利用制限がある ・管理組合に参加する必要がある |
予算はいくらを希望しているか
家の予算をいくらまでに抑えたいのか、希望を決めておきましょう。
住宅購入において、予算は重要なポイントの1つです。
年収や貯蓄の状況から、いくらの予算で購入を検討しているか明確にしておきましょう。
一般的に、目安とされている物件価格は「年収の5倍から7倍」とされています。
年収ごとに物件価格を見ると、以下のとおりです。
世帯年収 | 年収の5倍 | 年収の6倍 | 年収の7倍 |
400万円 | 2000万円 | 2400万円 | 2800万円 |
500万円 | 2500万円 | 3000万円 | 3500万円 |
600万円 | 3000万円 | 3600万円 | 4200万円 |
700万円 | 3500万円 | 4200万円 | 4900万円 |
800万円 | 4000万円 | 4800万円 | 5600万円 |
無理のない範囲で購入したいなら、年収の5倍から6倍をイメージしましょう。
ただし、家を買うエリアや生活スタイル、世帯状況によって適正とされる物件価格も変わります。
たとえば、同じ世帯年収700万円でも、都市部と地方では物価水準も異なります。そのため、買える住宅価格の目安額が変わる場合があります。
また、自己資金や家族構成でも購入できる目安額は変わるので、あくまでも目安額として押さえておきましょう。
住宅購入はFPへの相談も重要
住宅購入を検討している場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)への相談も重要です。
FPに相談するメリットは、以下の3つです。
- 住宅の適正予算がいくらか分かる
- 住宅ローンや火災保険の相談もあわせてできる
- 資産運用や貯蓄などお金にまつわる相談ができる
それぞれのメリットについて、解説しましょう。
住宅の適正予算がいくらか分かる
FPに相談するメリットの1つに、住宅購入にあたっ適正予算がいくらかシミュレーションしてくれる点です。
適正予算とは、住宅購入後の生活に経済面で支障が出ない価格を意味します。
ライフプランニングを通して、住宅を購入した後の収支バランスに問題がないか、教育資金や老後資金に不足がないかを確認してもらえます。
住宅ローンや火災保険の相談もあわせてできる
FPに相談しておくと、住宅ローンや火災保険といった家の購入にまつわる悩みもあわせて相談できる点がメリットです。
住宅ローンの金利情勢やおすすめの金融機関など、まとめて相談してもらえます。
また、家の購入時に契約が必要になる火災保険も相談できるので、適正予算とあわせて相談してみてください。
資産運用や貯蓄などお金にまつわる相談ができる
FPは、資産運用や貯蓄といった住宅以外のお金にまつわる相談もできます。
住宅を購入して将来の資産形成がうまくいかないリスクがあります。
住宅購入の相談はEverSideへ
EverSideは、お金の不安や課題を総合的な視点で解決するFP事務所です。
家族構成や収支、資産の予測をもとに複合的な分析をしながら、経験豊富なFPが住宅の適正予算がいくらかシミュレーションします。
年収だけではわからない20年30年スパンで「買っても大丈夫な住宅価格」が分かります。また、おすすめの住宅ローンや金融資産の形成、加入中の保険の見直しなどお金に関する課題や不安を、ワンストップで解決できます。
初回相談は無料なので、ライフプラン表を作成したい人や住宅予算を知りたい人は、この機会にぜひ相談してください。
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2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大手保険代理店で9年間、主に個人のライフプランニングを通した顧客の相談を行う。1500件を超えるこれまでの相談経験から、顧客の課題や悩みに幅広く寄り添える独立系のFPを志し活動している。FPとして顧客の相談を行う一方、3つの金融メディアにて社会保障制度や奨学金制度、家計をテーマにした執筆活動も並行して活動中。