FP3級は、ファイナンシャルプランニングの入門として、人気のある資格です。FP3級の資格を取得するために、独学で勉強を始めたいと思っている人も多いでしょう。
本記事では、FP3級の資格試験を独学で合格したい人向けに、おすすめのテキストや問題集を紹介します。ぜひ参考にしてください。
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FP3級に独学で合格するための参考書の選び方
FP3級に独学で合格するには、参考書や問題集の活用が欠かせません。
そのため、参考書の選び方は重要なポイントになります。本章では、FP3級を独学で合格するために、どのように参考書を選べばよいかお伝えします。
最新の情報が掲載された参考書を選ぶ
1点目は、最新の情報が網羅された参考書を選ぶことです。
法改正により、新しい制度やルールになる分野もあります。そのため、最新版のテキストや問題集を揃えておくことが大切です。
図解されているテキストや参考書を選ぶ
2点目は、図解されているテキストや参考書を選ぶことです。
初学者の人にとっては、用語だけで知識をインプットさせるのは難しい可能性があります。
図解されていると、知識をイメージでインプットできるため、初学者にとっても理解がしやすいでしょう。本屋などで図解されている部分が豊富にあるかチェックして選んでください。
テキストと問題集は同じシリーズを選ぶ
3点目は、テキストと問題集は同じシリーズを選ぶことです。
FPの参考書には、テキストと問題集をセットにしたものが豊富に発売されています。
問題集には、テキストで解説しているページや場所を掲載しているケースもあります。問題集を解きながらテキストに戻って知識をインプットしたい場合、同じシリーズだと勉強がしやすいです。
FP3級の資格取得におすすめの参考書・問題集
FP3級を独学で合格するために、おすすめの参考書を紹介します。参考書は、独学で合格するために重要なツールです。
どれが自分に合いそうか、しっかりと確認しておきましょう。
1位:ユーキャンのFP3級 きほんテキスト
「ユーキャンのFP3級きほんテキスト」は、オールカラーで初学者の人でも学習がしやすいです。また、合格するための1日あたりの学習量が区切られているため、無理のないペースで学習できます。
もちろん、試験に出題されている分野はしっかりと網羅しています。忙しい人や、勉強に飽きっぽい人におすすめの参考書です。
2位:うかる! FP3級 速攻テキスト
「うかる!FP3級 速攻テキスト」は、学習する時間が取れない人や、短期集中で資格を取得したい人向けのテキストです。出題ポイントを中心にまとめたPDFをスマートフォンでダウンロードできるので、スキマ時間も学習ができます。
間違えやすいポイントや例題の解説も記載されているので、問題の解き方や考え方を理解しながら知識をインプットできる点が魅力です。
3位:みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」は、シンプルでわかりやすい解説とオールカラーの解説で、初学者でも理解しながら知識を定着させられます。
文章はなるべくやさしく、簡潔に載せています。また、難しい内容はイメージしやすいよう図やイラストを使用しています。ポイントを絞って勉強したい人や、まとまった勉強時間を確保できない人におすすめです。
4位:本試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士3級
「TAC出版が出している直前予想模試」は、本試験で出題されそうなテーマや問題を独自に予想しています。
試験前にどのような問題がでるか知りたい人や、時間がなく勉強できる範囲が限られている人は、参考にしてください。
5位:ユーキャンのFP3級 きほん問題集
「ユーキャンのFP3級きほん問題集」は、試験の出題傾向を分析して、特に出題されやすい問題を厳選しています。きほんテキストと連動しているので、セットで揃えておくとさらに学習効率が高まります。
オリジナル予想模試もついているので、学習の定着度を試したい人にもおすすめです。
FP3級は独学で合格できる?
結論としては、FP3級は独学で合格できる資格です。
実際に、FP3級の合格率は学科、実後ともに80%を超えています。独学で合格するために、適切な試験対策と勉強時間をどのように確保すべきか確認しましょう。
FP技能検定の試験範囲
FP技能検定は、お金に関する幅広い知識が出題されます。
FPの試験は、学科試験と実技試験に分かれます。学科試験は、以下のジャンルから出題されます。
- ライフプランニング・リタイアメントプランニング:社会保険や年金など
- 金融資産運用設計:投資信託や株式投資など
- 不動産運用設計:不動産に関する法令上の規制など
- リスクと保険:生命保険屋損害保険など
- タックスプランニング:税制や控除の仕組みなど
- 相続・事業承継設計:相続や贈与に関する対策など
実技試験は、資産設計提案業務から出題されます。
- 関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
- ファイナンシャル・プランニングのプロセス
- 顧客のファイナンス状況の分析と評価
学科試験と実技試験、どちらも対応できるように勉強しておくことが大切です。
FP3級の対策範囲の勉強方法
FP試験は、出題範囲をどのように勉強するかを確認しましょう。
金融資産運用設計
金融資産運用設計は、経済指標や金融政策をはじめ、損益計算や税制といった幅広い金融面の知識が問われます。
マニアックな問題も多いので、投資や経済に関する知識や知見が求められます。
基本的な対策は、過去問を解きながら国内外の金融政策や経済の動向をチェックしておく必要があるでしょう。
不動産運用設計
不動産運用設計は、基本的な不動産売買の知識や法令に関する知識が出題されます。
不動産の売買で遵守する法律や制限を理解して、過去問レベルの問題が解けるようにインプットとアウトプットを繰り返しましょう。
ライフプランニング・リタイアメントプランニング
社会保険やキャッシュフロー表の作成など、FPの実務的な知識が理解できているかが求められる分野です。
基本知識の理解をはじめ、表の作成ができるようにアウトプットできるかが大切になります。
リスクと保険
生命保険をはじめ、損害保険についての幅広い知識が問われます。
6科目では取り組みやすい分野の問題です。得点源にできるよう、基本的な用語だけでなく過去問で要点を押さえながら理解しましょう。
タックスプランニング
法人税や所得税といった、税についての計算や手続きについて複雑な問題が出題されます。
また、財務諸表や法人および個人の基本的な税金の仕組みも問われ、非常に学習する範囲が広いため、苦手分野になりやすいです。
過去問を繰り返し活用して、理解を深めてください。
相続・事業承継設計
相続・事業承継は、相続の対策や解決方法に関する問題が出題されます。
基本的な相続や贈与にかかる税の仕組みを理解して、計算や申告など手続きにまつわる知識を押さえておきましょう。
過去問の活用方法
FP試験の対策には、過去問の活用が重要なポイントとなります。
問題集を解くことで、どのような問題が出題されているのか、問題を解くための考え方などを把握します。問題集を解いてアウトプットしながら、テキストでインプットを繰り返すことで知識が定着しやすいです。
FP試験は、過去に出題された問題を流用するケースが多いため、過去問を理解できるまで解き続けることが大切になるでしょう。
実際に出題された過去問は、公式ホームページからダウンロードできるため、活用してください。
まとめ
FP3級の資格取得に役立つ参考書や問題集を解説しました。
FP3級は、合格率が80%を超える資格で、独学でも十分合格できます。 問題集で出題傾向を把握しながら、参考書を読んで知識を効率よく定着させましょう。自分に合った参考書や問題集を活用して、勉強を進めてください。
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2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大手保険代理店で9年間、主に個人のライフプランニングを通した顧客の相談を行う。1500件を超えるこれまでの相談経験から、顧客の課題や悩みに幅広く寄り添える独立系のFPを志し活動している。FPとして顧客の相談を行う一方、3つの金融メディアにて社会保障制度や奨学金制度、家計をテーマにした執筆活動も並行して活動中。