【住宅ローン】仮審査と本審査はどう違う?見られる項目や必要書類について解説

【住宅ローン】仮審査と本審査はどう違う?見られる項目や必要書類について解説

マイホームの購入を検討している人の中には、住宅ローンの審査がどのように実施されるか分からない人もいるでしょう。

住宅ローンの審査を通過しないと、せっかく気になる物件を見つけても、購入のタイミングを逃してしまう可能性があります。

では、住宅ローンの手続きはどのように実施されるのでしょうか。

今回は、住宅ローンの審査の流れや手続きに必要な書類について解説します。記事の後半では、住宅ローンの審査でよくある質問もまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。

記事の監修者情報
慶應義塾大学経済学部経済学科。大学在学中は国際金融論を専攻。国内大手保険会社にて、個人営業・法人リスクコンサルティングを行う。保険コンサルティングやライフプランニング設計を通じた住宅予算診断、資産運用などを得意とし、これまでの保険・家計相談は1000件を超える。

お金に関する質問やお困りごとがありましたら、ぜひ「えばさい君の相談室」の無料相談をご利用ください。総合ファイナンシャル・プランニング事務所「EverSide株式会社」では、サービス詳細やお客様の声もご紹介しています。併せてご覧ください。

\ まずは無料でFP相談をしてみる /

本コンテンツはえばさい君が独自の基準に基づき制作していますが、紹介先から送客手数料を受領しています。

住宅ローンの審査の流れ

住宅ローンは「事前審査」と「本審査」に分かれて審査されます。

審査時にチェックしている項目や審査期間について、それぞれ確認しましょう。

事前審査

事前審査は、住宅ローンの本審査の前に金融機関が実施する簡易なチェックです。

住宅ローンの返済が問題なく実施できるか確認する目的で「個人信用情報」と「収入」について審査を行います。

  • 個人信用情報の確認:クレジットカードの返済や税金に滞納がないかを確認
  • 収入の確認:借入額に見合う収入が安定的に得られているか確認

個人信用情報に問題がある場合や、借入額に見合わない収入だと事前審査で落ちる可能性があります。一般的に、事前審査は申請してから1週間程度で結果が出ます。

ただ、金融機関によって審査期間が異なる点は注意しておきましょう。

事前審査は、購入する物件が決まっていなくても申し込み可能です。そのため、少しでも住宅購入を検討している人は、仮審査を申し込んでおくことをおすすめします。また、事前審査の申し込みは、複数の金融機関に並行して依頼できます。

ただし、大量の金融機関に申し込むと、事前審査が通過しにくくなります。

金融機関に怪しまれないように、最大でも申し込みは5件未満としてください。

本審査

本審査では、住宅ローンの返済能力だけでなく担保となる物件の価値について審査を行います。

基本的に、本審査の項目や基準は公開されていません。審査時に重視されていると想定される項目は、以下の通りです。

  • 完済時年齢:住宅ローンが完済する年齢がいつまでか
  • 勤務先の情報:事業内容や勤続年数、雇用形態などに問題がないか
  • 返済負担率:収入と返済額のバランスに問題がないか
  • 家族構成:世帯状況によって住宅ローンの返済に影響が出ないか
  • 物件の情報:対象物件がいくらで売れるか

仮審査と違い、審査時に確認している項目は多岐にわたります。事前審査の時と情報が異なる場合や、担保となる物件の価値が低いと判断された場合、住宅ローンの本審査が落ちる可能性があります。

本審査が通過して、初めて住宅ローンを組むことができます。

住宅ローンの審査に必要なものは?

住宅ローンの審査に必要な書類は、仮審査と本審査で異なります。それぞれ必要は書類を確認しましょう。

仮審査本人確認書類・収入が確認できる書類・物件が確認できる書類
本審査本人確認書類・収入が確認できる書類・物件が確認できる書類・住民票・返済予定明細書など(カードローンや教育ローンを借り入れている場合)

必要な書類については、各金融機関ごとに異なります。

また、ネット銀行であれば書類の準備がいらない場合もあるので、各金融機関の情報をチェックしてください。

住宅ローンの審査に落ちる人の特徴

一般的に、住宅ローンの審査に落ちてしまう人の特徴は、以下の通りです。

  • 個人信用情報に傷がある人
  • 収入が借入額に見合っていない人
  • 勤続年数が短い人
  • カードローンや車のローンなど借り入れが他にある人

上記の特徴がある場合、審査が厳しくなる可能性があります。

1つでも特徴に当てはまる項目があれば、住宅ローン選びが難航する可能性が高いです。

そのため、自分ひとりで探さずに、住宅ローンに詳しい専門家を頼りましょう。

住宅ローンの比較や相談はFPに相談するのがおすすめ

金融機関ごとの住宅ローンを比較したい人や、自分にあった住宅ローンを相談したい人は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してください。

FPに相談すれば、自分にあった住宅ローンがどの銀行かも教えてくれます。また、住宅の適正予算や将来の返済計画について、総合的な観点からアドバイスが受けられるので、より安心した住宅選びができるでしょう。

ライフプランニングや住宅購入後の家計について少しでも心配のある人は、FPに相談してください。

住宅ローンの事前審査でよくある質問

Q.事前審査が通れば本審査も通過する?

事前審査が通過したとしても、本審査が必ず通過する保証はありません。

Q.事前審査の出し過ぎはよくない?

事前審査を出し過ぎると、金融機関から怪しまれて事前審査に通過しないことがあります。

住宅購入やローンのご相談はEverSideへ

EverSideは、お金の不安や課題を総合的な視点で解決するFP事務所です。

家族構成や収支、資産の予測をもとに複合的な分析をしながら、経験豊富なFPが住宅購入に向けてきめ細かなサポートやアドバイスを行います。

特に、年収だけではわからない20年30年スパンで「買っても大丈夫な住宅の適正予算」をもとにした住宅選びに定評があります。

おすすめの住宅ローンや金融資産の形成、加入中の保険の見直しなどお金に関する課題や不安を、ワンストップで解決できるので、お金に関する全般的な課題や問題が解決できます。

初回相談は無料なので、ライフプラン表を作成したい人や住宅予算を知りたい人は、この機会にぜひ相談してください。

\ まずは無料でFP相談をしてみる /

関連記事

  1. 住宅ローンを組む際、団体信用生命保険の特約は本当に必要なのか?

    住宅ローンを組む際、団体信用生命保険の特約は本当に必要なのか?

  2. 【簡単】住宅ローンの手続きの流れ!6つの手順と審査落ちの特徴は?

    【簡単】住宅ローンの手続きの流れ!6つの手順と審査落ちの特徴は?

  3. 戸建てとマンションのメリットとデメリットは?向いている人の特徴も解説

    戸建てとマンションのメリットとデメリットは?向いている人の特徴も解説

目次Toggle Table of Content

  1. 家を買うならどこに相談?どんな準備が必要かあわせて解説

    家を買うならどこに相談?どんな準備が必要かあわせて解説

  2. 家を購入して失敗した事例を4つのジャンルに分けて解説

    家を購入して失敗した事例を4つのジャンルに分けて解説

  3. 住宅購入時に受けられる補助金一覧【2025年最新版】住宅ローン減税などの減税制度についても解説

    住宅購入時に受けられる補助金一覧【2025年最新版】住宅ローン減税…

  4. 家を買うなら年収の何倍まで?住宅ローン活用のシミュレーションもあわせて解説

    家を買うなら年収の何倍まで?住宅ローン活用のシミュレーションも…

  5. 戸建てとマンションのメリットとデメリットは?向いている人の特徴も解説

    戸建てとマンションのメリットとデメリットは?向いている人の特徴…

  6. 耐震性能は必要?家づくりで知っておきたい基本について解説

    耐震性能は必要?家づくりで知っておきたい基本について解説

  7. 注文住宅の購入の流れを5ステップで解説!引き渡しのスケジュールや注意点も確認

    注文住宅の購入の流れを5ステップで解説!引き渡しのスケジュールや…

  8. 【家の購入】後悔・失敗しないためには?まず押さえておきたい4つのポイント

    【家の購入】後悔・失敗しないためには?まず押さえておきたい4つの…

  9. 【モデルルーム見学】見るだけでもOK?メリットや注意点も解説 

    【モデルルーム見学】見るだけでもOK?メリットや注意点も解説 

  10. 住宅購入前のチェックポイント10選!後悔しない住宅選びのポイント

    住宅購入前のチェックポイント10選!後悔しない住宅選びのポイント