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家を購入して失敗した事例を4つのジャンルに分けて解説

家を購入して失敗した事例を4つのジャンルに分けて解説

住宅購入は、人生において重要なライフイベントです。初めて住宅を購入する人にとっては、失敗しない家づくりをしたいと考える人も多いでしょう。では、住宅購入においてはどのような失敗例があるのでしょうか。

そこで本記事では、住宅購入における失敗例をさまざまなカテゴリーに分けて解説します。

これから住宅購入を検討する人は、ぜひ参考にしてください。

記事の監修者情報
慶應義塾大学経済学部経済学科。大学在学中は国際金融論を専攻。国内大手保険会社にて、個人営業・法人リスクコンサルティングを行う。保険コンサルティングやライフプランニング設計を通じた住宅予算診断、資産運用などを得意とし、これまでの保険・家計相談は1000件を超える。

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目次

家を購入して失敗した事例①間取りや設計編

間取りや設計で失敗してしまった主なケースは、以下の5つです。

  • 収納が足りない
  • 部屋が暗い
  • 家事動線が悪い
  • スイッチやコンセントの位置が悪い
  • エアコンや空調がききにくい

それぞれのケースについて詳しく確認しましょう。

収納が足りない

リビングや寝室、キッチンのスペースを重視するあまり収納スペースを十分に確保しなかったケースです。収納スペースが足りないと、リビングや寝室に不要なものを置かざるを

えなくなります。

家具や家電、子どもが使う荷物など、大小それぞれ収納できるスペースは確保できるように設計しましょう。

部屋が暗い

住宅購入後の失敗例で、部屋の暗さを指摘するケースが多いです。日当たりが悪いと感じてしまうのは、以下の原因が考えられます。

  • 間取り
  • 物件の立地
  • 内見時の時間
  • 窓が少ない

採光できない間取りとなっているケースや、物件自体に陽光が当たらないケースがあります。また、中古物件を購入する場合、内見時に天候が悪いケースや日当たりを確認できない時間帯に見学したことが原因になる場合があります。

長い間住み続けるマイホームであれば、部屋の明るさは重視しましょう。

家事動線が悪い

食事や洗濯、掃除をはじめとする一連の家事動線が悪いと、住宅購入を失敗したと感じやすいです。たとえば、1階部分に洗濯機があるのに物干しが2階や3階にあるケースは、家事動線が悪く労力が増えます。

また、キッチンや掃除にかかわる収納スペースがまとめて確保できているかも重要です。掃除するために、あちこち移動するような状況だと、時間がかかり家事の効率が悪くなります。

動線に配慮した間取りとなっているか、また収納が確保できているかはよくチェックしておきましょう。

スイッチやコンセントの位置が悪い

スイッチやコンセントの位置が悪いと、失敗に感じやすいです。

  • スイッチ:数が少ない、または家具や家電に隠れてしまう
  • コンセント:コンセントの場所が悪い、または数が少ない

コンセントやスイッチがどこにあって、キッチンやリビングでの生活動線や帰宅してからの動線をイメージしておきましょう。

また、注文住宅を購入する場合は今の住んでいる家より多めに採用しましょう。間取りにもよりますが、居室には最低でも2か所、リビングなどは5か所あると理想的です。

エアコンや空調がききにくい

エアコンや空調がききにくい点も、住宅購入の失敗例です。リビングや居室の広さに見合わないエアコンを設置してしまうと、空調がききにくくなります。

空調がききづらいと、夏や冬を快適に過ごせません。注文住宅を購入する場合や、中古物件をリノベする場合など、空調がききやすいように工夫しましょう。

家を購入して失敗した事例②環境編

周辺環境や世帯環境の変化によって住宅購入を失敗したと感じてしまう主なケースは、以下の5つです。

  • 子どもの出産や成長で家が手狭に感じる
  • 住宅購入後に離婚した
  • 騒音トラブルに悩まされる
  • 駅やスーパーなどの施設まで遠い
  • 思っていたより治安が悪い

それぞれのケースについて詳しく確認しましょう。

子どもの出産や成長で家が手狭に感じる

子どもがいない時期に住宅を購入した後、子どもが生まれて家が手狭に感じてしまうケースです。特に、子どもが小学生に進学すると学校での荷物が増えて、これまで問題なく過ごしていた部屋が狭く感じてしまいます。

いったん住宅を購入したら、すぐに家を引っ越すことはできません。子どもを想定した間取りを購入するか、子どもが生まれてから住宅を購入するようにしましょう。

住宅購入後に離婚した

離婚によって、それまで過ごしていた家族がいなくなるケースです。ひとりで住むには部屋が広すぎるので、掃除や部屋の手入れが苦痛に感じるほか、維持費などがかかります。とはいえ、すぐに売却して引っ越せるかというと、買い手が見つからなければ売れません。

買い手を探している間に、住宅ローンの支払いや修繕費の積み立ては継続して必要です。夫婦でローンを支払っていた場合は、離婚するとローンの支払いができなくなる可能性もあります。

騒音トラブルに悩まされる

近隣の住民からの騒音トラブルに悩まされるケースもあります。特に戸建住宅を購入した場合は、近隣住民との付き合いが必要です。住宅を購入する段階では、隣人がどのような人か分かりません。

購入後に騒音や臭いでトラブルになると、住宅購入を失敗したと感じてしまいます。

▼ 住宅購入前の近隣調査は「トナリスク」がおすすめです。

駅やスーパーなどの施設まで遠い

駅やスーパーなど、交通面や生活面で不便に感じると、住宅購入を失敗に感じやすいです。駅から遠い場所や、スーパーまでの距離が遠い場合、毎日の生活で不便さを感じてしまいます。

そのため、少しでも駅やスーパーなどの施設から近いところを選ぶと良いでしょう。注文住宅を購入する場合は、あらかじめ土地選びの段階から周辺環境は確認しておいてください。

家を購入して失敗した事例③お金編

お金にまつわる住宅購入の失敗例は、以下の3つです。

  • 住宅ローンが払えない
  • 固定資産税が高い
  • 修繕する維持費が高い

購入前には想定していなかった問題が生じる場合があります。主な失敗例を確認しておきましょう。

住宅ローンが払えない

お金にまつわる代表的な失敗例は、住宅ローンが払えないケースです。子どもの学費や生活費が高くなり、それまで払えていた住宅ローンが払えず家計を圧迫してしまいます。また、住宅ローンの金利が上がり、返済額が増えて払えなくなったケースもあります。

将来の収支をシミュレーションして、問題がないか慎重にチェックしておきましょう。

固定資産税が高い

固定資産税が高く払えなった点も、住宅購入でよくある失敗例です。新築住宅を購入すると、一定期間は固定資産税が軽減されます。ただし、減税期間が終えると固定資産税の納付額が一気に高くなり、思いがけない出費となります。

人によっては固定資産税まで貯蓄を備えておらず滞納してしまうケースもあります。固定資産税の軽減措置が終了するタイミングには、注意してください。

修繕する維持費が高い

家の修繕やメンテナンスにかかる費用が高くなってしまうと、住宅購入を失敗に感じやすいです。戸建てを購入した場合は、外壁や屋根の補修や塗装に費用がかさみます。マンションを購入した場合は、毎月の管理費や積立金の支払いが必要です。

こうした維持費の捻出ができず住宅の修繕をおろそかにしてしまうケースがあります。ただし、修繕を怠っていると将来的な資産価値にも影響します。修繕費が用意できるように、余裕のある生活設計を心がけましょう。

家を購入して失敗した事例④業者選び編

住宅購入を失敗しないためには、不動産会社の選び方にも注意が必要です。不動産会業者は、購入する時だけでなくアフターフォローも含めて長い付き合いをする可能性があります。

そのため、将来にわたってお任せできる不動産業者か見定める必要があります。不動産業者を選ぶ際は、業者のタイプと営業担当のレベルに注意しましょう。

不動産業者の主なタイプは、以下の通りです。

不動産業者特徴
ハウスメーカー・全国に支店がありモデルハウスなど確認しやすい・保証やアフターフォローの体制が確立されている
工務店・工務店独自の強みを受けられる・設計プランの自由度が高い
デベロッパー・マンションや大規模団地の開発に携わる
販売代理会社・売主から販売の代理を受けている会社・会社によっては資金計画もあわせて相談できる
仲介会社・売主の依頼で販売活動を行う会社

次に、営業担当するスタッフの知識や経験が高いレベルにあるか確認しておきましょう。円滑にコミュニケーションができる力があるのか、相性面も重要です。自分と合う担当なのか、しっかりと見極めてください。

家を購入する前にさまざまな失敗例を把握しておきましょう

住宅購入の失敗例を、さまざまな観点から解説しました。理想の住宅選びをするためには、失敗例から逆算して「どのような家にしたくないか」を考えると良いでしょう。とはいえ、すべての失敗例を回避できる家づくりは難しい面もあります。

迷ってしまう場合は「この失敗例だけは経験したくない」項目がいくつあるか、優先順位をつけると良いでしょう。また、不動産業者の協力も必要です。担当に理想や希望を伝えながら、住宅選びに向けて課題を解決していきましょう。

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著者情報

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大手保険代理店で9年間、主に個人のライフプランニングを通した顧客の相談を行う。1500件を超えるこれまでの相談経験から、顧客の課題や悩みに幅広く寄り添える独立系のFPを志し活動している。FPとして顧客の相談を行う一方、3つの金融メディアにて社会保障制度や奨学金制度、家計をテーマにした執筆活動も並行して活動中。

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