住宅展示場を見学する際の注意点7選!持ち物や前日までの準備しておくものは?

住宅展示場を見学する際の注意点7選!持ち物や前日までの準備しておくものは?

住宅展示場は、ハウスメーカーが建てたモデルハウスを見学できる場所です。

住宅購入を検討し始めた人の中には、住宅展示場を見学して、より理想の住まいをイメージしたいと考えている人もいるでしょう。

とはいえ、どのようなポイントに注意して見学すべきか分からない人も多いです。そこで、本記事は住宅展示場を見学する場合の注意点を7項目に分けて解説します。ぜひ住宅展示場を見学する際の参考にしてください。

記事の監修者情報
慶應義塾大学経済学部経済学科。大学在学中は国際金融論を専攻。国内大手保険会社にて、個人営業・法人リスクコンサルティングを行う。保険コンサルティングやライフプランニング設計を通じた住宅予算診断、資産運用などを得意とし、これまでの保険・家計相談は1000件を超える。

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住宅展示場の見学の流れ

住宅展示場を見学する場合、まずは大まかな流れを押さえておくことが大切です。住宅展示場を見学する場合の流れは、以下の通りです。

  • 受付で用紙の記入
  • 物件の説明
  • モデルハウスの見学
  • 見学後のアンケート

それぞれの項目について、詳しく確認しておきましょう。

受付で用紙の記入

住宅展示場のモデルハウスに行くと、まずは受付を行います。見学だけでも受付が必要な場合もあるので、係員の指示に従いましょう。

物件の説明

受付を済ませると、物件の性能や特徴を説明してもらえます。各ハウスメーカーがどのようなポイントにこだわって家づくりをしているか把握できます。

モデルハウスの見学

物件の説明が終わると、モデルハウスを実際に見学することができます。見学中に気になることがあれば、担当者に聞いて教えてもらいましょう。見学の所要時間は、およそ30分です。

見学後のアンケート

見学が終われば、アンケートの記入を求められます。アンケートには、住所や氏名、連絡先を記入する項目があるので、今後ハウスメーカーの最新情報が知りたい人は記入しておくと良いでしょう。

ただし、営業担当者から積極的に営業をかけられる可能性があるので、あまり営業をかけられたくない人は、アンケートの記入は慎重に実施してください。

住宅展示場の見学は予約が必要?

住宅展示場に行く場合、予約が必要だと思われがちです。しかし、モデルハウスの見学だけであれば予約は必要ありません。家の外観や雰囲気だけでも確認したい人にとっては、予約をせずに見学しても問題ないでしょう。

ただし、予約せずに見学に行く場合、以下の問題が生じる可能性があります。

  • 見学する時間をあまり取ってもらえない
  • 担当者の経験が浅く知識が乏しい可能性がある

特に、経験の浅い担当者がついてしまうと、今後の家づくりを信頼して任せられない可能性があります。予算の交渉やプランの提案がうまくいかないケースもあるので、見学の際に担当者のレベルがどの程度あるかは、注意してチェックしておきましょう。

住宅展示場に行くメリット

住宅展示場に行くメリットは、実際に自分の目で見てインテリアの配置や収納スペースが確認できるので、より住宅づくりのイメージがわきやすいでしょう。それ以外にも、以下のメリットがあります。

  • 分からないことを営業担当者に確認できる
  • 予約して見学した場合に特典が受けられる
  • 要望に見合う提案が受けられる

1点目のメリットは、分からないことを担当者に直接聞ける点にあります。家づくりは、専門的な用語や内容もあるので、わからないと感じる点もあるでしょう。ハウスメーカーの担当者に、直接確認できるので、疑問点をすぐに解消できるメリットがあります。

特に、予約して見学する場合は経験豊富な担当者がついてくれる可能性が高いので、目当てのハウスメーカーの住宅展示場を見学したいなら、予約しておきましょう。

2点目のメリットは、予約して見学した場合に特典が受けられる点です。図書カードやクオカードといった金券をはじめ、グッズなどがもらえる場合があります。少しでもお得に住宅展示場を見学したいなら、予約しておきましょう。

3点目のメリットは、希望に見合う提案を受けられる点です。予約して住宅展示場を見学する場合、事前に家の希望条件をヒアリングしてくれます。

希望条件に見合った提案が受けられるので、より自分のイメージに近いモデルハウスの見学やプランを提案してくれる可能性が高くなります。

住宅展示場を見学する前に確認しておきたいこと

住宅展示場を見学するまでに準備しておきたい主なポイントは、以下の通りです。

  • 質問したいことをリストにまとめておく
  • 予算や希望の間取りを決めておく
  • モデルハウスの見学マナーを把握しておく

1点目は、質問したいことをリストにしてください。住宅展示場のモデルハウスを見学する時間は限られています。後から質問したいことが出てきて聞き逃してしまわないように、あらかじめ質問できる点はまとめておきましょう。

2点目は、予算や希望の間取りは決めておいてください。予算や希望の間取りが決まっていないと、実際に見学するモデルハウスと自分のイメージが合致しないため、有意義な時間になりません。

予算や希望の間取りを担当者に伝えられれば、そのイメージに近いモデルハウスが見学できるので、まずは予算と間取りはしっかりと決めておきましょう。

3点目は、モデルハウスの見学マナーを理解しておいてください。モデルハウスを案内してくれる担当者と、最初に良好な関係が築ければ、こちらの要望やイメージに近いプランを提案できるように、親身になってくれる可能性があります。

今後も付き合う可能性があるので、お互いが心地良い時間を過ごせるようマナーには注意してください。

住宅展示場の見学で注意すべきポイント7選

住宅展示場を見学する際に注意しておきたい7つのポイントは、以下の通りです。

  • 営業担当者のレベルを確認する
  • 生活スペースの寸法を確認する
  • 生活動線や家事動線をイメージする
  • 家全体の雰囲気を確認する
  • 写真や映像では把握しにくい部分をチェックする
  • グレードやオプションをチェックする
  • 保証やアフターサービスが充実しているか

それぞれのポイントについて、確認しましょう。

営業担当者のレベルを確認する

前章でも解説しましたが、住宅展示場で案内してもらう担当者は、今後も付き合う可能性があります。そのため、経験や担当者としてのレベルが高いか確認しておきましょう。また、円滑にコミュニケーションができるのか、相性面の確認も重要です。

自分と合わないと感じたら、早めに担当者は変えてもらいましょう。レベルの高い営業担当者がフォローに回ってくれる点も、住宅選びには重要なポイントです。自分と合う担当か、しっかりと見極めてください。

生活スペースの寸法を確認する

モデルハウスを見学する際は、生活スペースの寸法を確認しておきましょう。寸法を見る場合は、以下の点をチェックしてください。

  • 部屋の広さ
  • 天井の高さ
  • 水回りの広さ
  • 収納スペースの広さ

実際に寸法を測りながら体感することで、イメージしていた通りの家か把握できます。

生活動線や家事動線をイメージする

モデルハウスを見学する場合は、実際に生活動線や家事動線をイメージしながら見学しましょう。具体的には、以下のポイントを把握しながらチェックしてください。

  • 玄関からキッチンまで移動しやすいか
  • トイレから洗面脱衣所まで移動しやすいか
  • キッチンから脱衣所まで移動しやすいか

生活動線や家事動線は、毎日の生活で小さいストレスになりやすい部分です。スムーズな移動ができるのか、必ずチェックしてください。

家全体の雰囲気を確認する

建物の外観や間取りといった、家全体の雰囲気を確認しておきましょう。特に、外観はハウスメーカーごとに特徴が異なるので、どのような違いがあるのか理解しておくことが大切です。

内装や外装だけでなく、窓口部や間取りをどのように設計しているのか見ながら、家全体の雰囲気をチェックしてください。

写真や映像では把握しにくい部分をチェックする

写真や映像で把握できない部分は、モデルハウスの見学時に必ず確認しておきましょう。特に、水回りや収納スペースについては、実際に確認しないと分からない部分が多いです。見学する場合は、写真だけでは分かりにくい部分を必ずチェックしてください。

グレードやオプションをチェックする

住宅展示場を見学する場合は、設備や機能が標準仕様なのか、オプション仕様となっているか、グレードはチェックしておきましょう。モデルハウスによっては、設備や機能が追加料金を支払ってグレードを高くしている仕様になっている箇所もあります。

予算が決められている場合は、どの部分がオプションとなっているのか、見学時に担当者には確認しておいてください。

保証やアフターサービスが充実しているか

住宅購入後の保証やアフターサービスが充実しているかもチェックしておきましょう。ハウスメーカーは、住宅購入後にさまざまなアフターサービスを提供しています。

どのような保証があるのか、アフターフォローがどの程度充実しているかは、住宅購入において重要なポイントとなります。営業担当者には、どのようなフォロー体制があるのか確認しておきましょう。

当日までに準備しておくこと

モデルハウスの見学当日までに、以下の準備をしておきましょう。

  • 筆記用具:気になったことをメモするために必要
  • メジャー:寸法や高さを測るために必要
  • 動きやすい服装:モデルハウスを細かく見学するために必要
  • 質問リスト:分からないことや疑問点を担当者に確認するために必要
  • デジカメもしくはスマホ:気に入ったデザインなどを記録するために必要

特に、メジャーやデジカメはモデルハウスの実態をチェックするためにも大切な準備物です。ただし、撮影ができないモデルハウスもあるので、あらかじめ担当者には撮影ができるか確認しておきましょう。

計画的に準備して住宅展示場の見学を有意義に過ごしましょう

住宅展示場の見学は、家づくりにおける重要なイベントの1つです。そのため、見学する時間は有意義に過ごしておく必要があります。家族で予算や間取りなどを話し合ったうえで、理想のイメージに近いモデルハウスを見学しましょう。

実際にモデルハウスを見学する際は、注意しておきたいポイントを踏まえつつ、分からないことを担当者にしっかり確認して疑問点を解消してください。事前に予約しておくことで、希望に合うモデルハウスやプランを紹介してくれる可能性が高まります。

理想の住宅選びができるように、ぜひ念入りに事前準備をしてください。

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