住宅購入は人生の三大支出ともいわれる、重要なライフイベントです。失敗しないように、できるだけ多くの有益な情報を知りたいと思う人は多いでしょう。とはいえ、人それぞれ希望する家の条件は異なります。
そのため、どのような情報を参考にすればいいか迷いがちです。そこで、本記事では家の購入にあたって失敗しないためのポイントを、4つの項目に分けて解説します。ぜひ、理想の住宅を購入するための参考にしてください。
お金に関する質問やお困りごとがありましたら、ぜひ「えばさい君の相談室」の無料相談をご利用ください。総合ファイナンシャル・プランニング事務所「EverSide株式会社」では、サービス詳細やお客様の声もご紹介しています。併せてご覧ください。
\ まずは無料でFP相談をしてみる /
本コンテンツはえばさい君が独自の基準に基づき制作していますが、紹介先から送客手数料を受領しています。
住宅購入で失敗しないポイント~お金編~
住宅購入で失敗しないためには、予算や今後の家計がどのようになるかよくチェックしておく必要があります。お金の面で押さえておきたい主なポイントは、次の5つです。
- 適正予算は確認しておく
- 購入資金がいくらか確認しておく
- 住宅ローン選びは慎重にする
- 火災保険はムダのないプランにする
- 将来の家計に影響がないかシミュレーションする
それぞれのポイントについて確認しましょう。
適正予算は確認しておく
住宅購入しても将来的に経済的な問題が生じない適正予算を把握しておきましょう。住宅を購入すると、思いがけない支出が発生して家計の収支バランスが崩れてしまうリスクがあります。
世帯や資産状況にあわせて、経済的に問題が生じない予算がいくらか把握しておきましょう。
購入資金がいくらか確認しておく
住宅購入時に、費用がいくらかかるのか確認しておきましょう。
家を購入する場合には、購入時と購入後にまとまったお金が必要になります。購入時にかかる主な費用は、物件や住宅ローンに関する諸費用です。
物件にかかる諸費用 | ・仲介手数料・修繕積立金・印紙税・不動産取得税 |
住宅ローンにかかる諸費用 | ・抵当権の設定にかかわる費用・融資事務手数料 |
また、住宅を購入すると固定資産税などの支払いが必要になります。諸費用や税金がいくらかかるのか、事前に想定しておきましょう。
住宅ローン選びは慎重にする
住宅ローンを選ぶ場合は、慎重に検討しましょう。金融機関ごとに、住宅ローンの金利や返済期間などプランが異なります。そのため、ローンプラザやインターネットで情報はできるだけ多く集めてください。
また、返済額や利息を低く抑えたいのか、今後も返済額が変動しないタイプが良いのか、自分たちの意向を整理して選ぶことも大切です。どのような返済プランを希望すればよいか分からない人であれば、専門家にも相談してください。
火災保険はムダのないプランにする
火災保険はムダのない保険料で契約しましょう。戸建てかマンションの物件によっては、補償する必要のない部分もあります。必要な補償を自分でカスタマイズできる火災保険を選んでください。
また、インターネットで契約すると割安になる保険会社もあります。複数社で比較して、保険料の低い火災保険を選びましょう。
将来の家計に影響がないかシミュレーションする
将来の家計に影響がないか、さまざまな条件でシミュレーションしておくことも大切です。住宅を購入する場合、長い時間をかけてローンを返済する必要があります。その間に、金利の上昇や子どもの進学、物価上昇、退職など家計に影響するイベントやリスクが発生します。
家計や資産に影響が出ないか、複数の条件でシミュレーションしておくことが重要です。
住宅購入で失敗しないポイント~不動産会社編~
住宅購入を失敗しないためには、不動産会社の選び方にも注意してください。不動産会社は、購入する時だけでなくアフターフォローも含め長く付き合う可能性があります。信頼できる不動産会社でないと、大切な家の購入を任せることはできません。
そのため、信頼できる不動産会社を見つけて依頼できるようにしておきましょう。不動産会社を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 不動産会社のタイプを把握する
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
それぞれの項目について確認します。
不動産会社のタイプを把握する
まずは、どのようなタイプの不動産会社があるのか把握しておきましょう。
主な不動産会社は、以下の通りです。
- ハウスメーカー
- 工務店
- デベロッパー
- 販売代理会社
- 仲介会社
不動産会社ごとの特徴は、以下の通りです。
不動産会社 | 特徴 |
ハウスメーカー | ・全国に支店がありモデルハウスなど確認しやすい・保証やアフターフォローの体制が確立されている |
工務店 | ・工務店独自の強みを受けられる・設計プランの自由度が高い |
デベロッパー | ・マンションや大規模団地の開発に携わる |
販売代理会社 | ・売主から販売の代理を受けている会社・会社によっては資金計画もあわせて相談できる |
仲介会社 | ・売主の依頼で販売活動を行う会社 |
新築と中古、もしくは戸建てやマンションによってどの不動産会社を選べばよいか異なります。そのため、それぞれの特徴については簡単に把握しておきましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶ
同じ不動産会社でも、信頼できるところを選びましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶためには、担当してくれる営業のレベル感をチェックしてください。担当者については、今後も住宅購入で付き合っていく可能性が高いです。
そのため、経験や担当者としてのレベルが高いか確認しておきましょう。また、円滑にコミュニケーションができるのか、相性面の確認も重要です。
自分と合わないと感じたら、早めに担当者を変えるか、他の不動産会社を選びましょう。レベルの高い営業担当者がついてくれるかについても、住宅選びには重要なポイントです。自分と合う担当なのか、しっかりと見極めてください。
住宅購入で失敗しないポイント~物件編~
次は、物件選びで失敗しないためのポイントを解説します。押さえておきたいポイントは、以下の2点です。
- 新築か中古のどちらにするか検討する
- 戸建てとマンションのどちらにするか検討する
それぞれの項目について確認しましょう。
新築か中古のどちらにするか検討する
物件選びにおいて、新築と中古は必ず検討しておきましょう。新築は、使い古されている部分がなく、マイホームを手に入れた実感がわきます。また、すぐに修繕が必要になる可能性は低いので、ランニングコストを抑えられる期待がもてます。
ただし、価格は中古に比べて高くなるので、予算面とのバランスがとれるか注意しておく必要があります。
一方、中古は新築に比べて価格が割安に購入できます。ただし、物件によっては修繕が必要な可能性もあるので、ランニングコストはかかりやすいです。生活感が残ってしまっている物件もあるので、必ず内見に行き確認しておきましょう。
戸建てとマンションのどちらにするか検討する
戸建てとマンションのどちらにするかは、新築と中古の検討と同じくらい重要なポイントです。戸建てのメリットとデメリットは、以下の通りです。
戸建てのメリット
- 周囲に騒音を気にせず生活できる
- 管理費や修繕積立金、駐車場代がかからない
- 気軽にペット飼育ができる
- 世帯環境に合わせた間取りにできる
- 土地を資産として残せる
戸建てのデメリット
- 修繕箇所が出た場合には出費がかさむ
- 駅から遠いなど立地条件は不利になりやすい
- 防犯面はマンションより劣る
- 一般的にマンションより売却しにくい
一方で、マンションのメリットとデメリットは以下の通りです。
マンションのメリット
- 利便性が高い物件が多い
- セキュリティ面は戸建てより万全
- 階段がないので部屋の移動がしやすい
- 共用部分の清掃が不要
- 資産価値が下がりにくい
マンションのデメリット
- 騒音トラブルに発展するリスクが高い
- 管理費や修繕積立金、駐車場代などランニングコストがかさむ
- 居住する部分の利用制限がある
- 管理組合に参加する必要がある
それぞれメリットとデメリットがあるので、よく検討してからどちらの物件にするか決めましょう。
住宅購入で失敗しないポイント~立地編~
住宅購入で失敗しないためには、物件の立地も確認しておく必要があります。立地で確認しておきたい主なポイントは、以下の2点です。
- 周辺環境
- 駅までのアクセス
それぞれの項目について確認しましょう。
周辺環境
周辺環境とは、学区や商業施設、病院などの施設をいいます。アクセスしやすい場所に位置していれば、利便性が高く資産価値が高まりやすいメリットがあります。また、治安に問題がないか、自然災害が発生するリスクがないかチェックしてください。
駅までのアクセス
駅までのアクセスの確認も大切です。通勤や子どもの進学にあわせた通学など、駅までの所要時間が遠いと、不便に感じることも多くなります。そのため、駅からの距離がどの程度あるかはチェックしておきましょう。
まとめ
家の購入で失敗しないためのポイントについて解説しました。
4つの項目をそれぞれ把握して、理想の家選びを始めましょう。
\ まずは無料でFP相談をしてみる /
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大手保険代理店で9年間、主に個人のライフプランニングを通した顧客の相談を行う。1500件を超えるこれまでの相談経験から、顧客の課題や悩みに幅広く寄り添える独立系のFPを志し活動している。FPとして顧客の相談を行う一方、3つの金融メディアにて社会保障制度や奨学金制度、家計をテーマにした執筆活動も並行して活動中。